■2021年4月より、基礎講座が始まります。
基礎講座は、4月から開始の予定です。
月日 | 曜日 | 内容(講義:火曜日19:00~21:00、見学:土・日または祝日昼間) | |
1 | 4月13日 | 火 | ガイダンス(19:00~19:10) |
茶の湯文化と建築 | |||
2 | 4月20日 | 火 | 茶の湯空間の歴史 |
3 | 4月27日 | 火 | 「わびすき」の空間 |
4 | 5月11日 | 火 | 「きれいさび」の空間 |
5 | 5月18日 | 火 | 数寄屋建築 |
6 | 5月25日 | 火 | 近代の茶室と数寄屋 |
7 | 6月1日 | 火 | 中村昌生の仕事 |
8 | 6月8日 | 火 | 数寄屋の保存 |
9 | 6月15日 | 火 | 町家民家の修理 |
10 | 6月22日 | 火 | 町家民家の再生 |
11 | 6月29日 | 火 | 仏堂の目的と発展 ―身舎と庇、礼堂 |
12 | 7月6日 | 火 | 仏堂の形式 ―双堂から建築要素の合理化へ |
13 | 7月13日 | 火 | 神仏習合における寺社建築の展開 |
14 | 7月20日 | 火 | 仏堂空間の変容 ―住宅的意匠の移入 |
1 | 4月29日 | 木 | 見学 |
2 | 6月20日 | 日 | 見学 |
見学の日程は状況によって変更されることもあります。
□講師:
桐浴邦夫(本校副校長、建築史家)/平川善弘(京都伝統建築技術協会)/下条典功(京都伝統建築技術協会)/浜野豪(京都伝統建築技術協会)/高島和之(高島和之建築設計室)/北岡慎也(環境事業計画研究所)
なお、教養講座は2021年8月より開始予定、専門講座は2021年12月より開始予定です。
また、次年度以降の予定については未定です。
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■伝統建築研究科に学びながら、建築の基礎を身につけたい、という人のための建築科二部聴講生のページを設けました。
更なる一歩、伝統建築を学ぶ
伝統建築研究科は平成元年より「伝統建築を学ぶ」というキャッチフレーズの元、伝統建築の教育を行って参りました。日本の伝統的構法を伝えてきた工匠たちが造った学校として、本校の特色である伝統建築についてより深く学ぶ学科で、入門講座と基礎講座、教養講座、そして専門講座からなります。それぞれ平日夜間に行われる講義と、土曜あるいは日曜日に行われる見学があります。
- 入門講座はその名の通り、これまで伝統建築について一切学んだことのない人向けの講座です。建築以外の分野の方も受講できます。
- 基礎講座は日本建築の基礎について学んだ方を対象としています。本校の卒業生あるいは大学等で日本建築史などの授業を受講された方を対象としています。より幅広く伝統建築分野についての基礎力を高めることが目的です。
- 教養講座は基礎講座で学んだ内容をステップアップすることを目的としています。茶室や町家民家、社寺建築について基礎講座で学んだ考え方を、より具体的に理解することを目的とします。
- 専門講座は主に茶室や数寄屋、町家や民家などについて、より専門性の高い内容を講義し、また実際の保存修理やリノベーションの事例を学びます。
- 伝統建築に強く興味を持っている人はもちろんのこと、特に伝統ということではなく、一般に建築に携わっている人にも是非学んでいただきたいと思います。
- 前者には建築にかかわっている人、あるいは特に建築にかかわっていない人もいることでしょう。これまで建築を学んでいなくても問題ありません。学びたいという気持ちが大切です。とりわけ初めての方には、入門講座から受講されることをおすすめします。さらには基礎講座を受講され、力を付けていただきたいと思います。伝統建築の基礎知識を仕事で活かし、あるいは保存や活用の提案を行えるようになっていただきたいと思います。
- 後者の方。つまり一般の建築の仕事をされている人。少し気付いてきたかと思いますが、伝統や木造の分野は、今、そしてこれから、深く建築にかかわってきています。これまでは特別な人たちが文化財に関わってきました。しかし今、身近な文化財が注目を浴びてます。このような建築の修理や改修、活用に、一般の建築士や工務店の方々が関わってきています。また新しい建築においても、歴史的デザインを採り入れたり、木造の見直しが行われています。その基礎知識を是非、伝統建築研究科で身につけていただきたいと思います。
- 伝統建築研究科に学びながら、建築の基礎の知識を得たい、という人のために、建築科二部聴講生の制度があります。