木工基礎実習を担当している 佐野です。もう一人、宮大工でもある 久保亮太棟梁 と二人で指導しています。
出席番号で奇数番号の人が火曜日(佐野)、偶数番号が金曜日(久保)になります。
木工基礎授業では差し金、墨差し、ノミやのこぎりなどの道具の使い方の基本を覚えてもらいます。また実際に使われる様々な仕口、継手などの刻み加工を実習します。将来、大工や木造建築の技術者を目指される人はこの機会に木工道具の基本の一揃いを購入してもらいます。自分で持たなくてもいいという方は学校の道具を使ってください。大工になりたい人は何よりも研ぎを覚えてできるようになってもらいたいです。研ぎはどうしても毎日続けて身体で覚える必要がありますので、自分の道具と砥石が必要になります。他人の道具では愛情をもって研げないものです。
購入を希望された道具はほぼ揃っていますが、一部のノミがまだ揃わないのだそうです。また時期を見て販売のご案内をいたします。
授業が始まるまでは、教科書として購入していただいている木工の技法書を見ておいてください。かつての実習風景は学校ブログで見られます。
すでに夏には課外活動となりますが、向日市の竹林で18畳の桟敷と竹小屋を製作することになっています。(昨年は竹茶室を製作しました。学校ブログをご覧ください。)
授業が始まり、木工実習で楽しめる日が待ち遠しく思っています。