オープンキャンパスに来られた方から、よく受ける質問を並べてみました。
最近はお問合せのページによるものも増えています。どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。
Q:大学への編入はできますか?
A:できます。本校(建築科、建築科二部)を卒業すると専門士となり、大学の編入試験を受けることができます。ただし大学によっては、諸条件が違いますので確認が必要です。これまで滋賀県立大学や京都工芸繊維大学、立命館大学、福井工業大学、京都造形芸術大学などに進学する人もいました。
京都建築専門学校を卒業すると、すぐに一級建築士、二級建築士が受験できます(建築士受験)。京都建築専門学校を卒業し、編入した大学を卒業するとき、ライセンスをもっての就職活動も可能です。
Q:建築士を目指す学校ですか? それとも大工を目指す学校ですか?
A:両方です。将来の職業として建築士を目指す方もいらっしゃいますし、大工を目指す方もいらっしゃいます。OBには建築士として雑誌等のメディアにもよく出て活躍している人がいます。あるいは宮大工として国宝の修理現場で働いている人もいます。
京都建築専門学校の特色として、建築の基礎をキチッと学ぶことと、加えて木造や伝統建築に力を入れています。建築科(昼間部)では基礎的な木工の実習を必修としています。建築材料として大切な木に対して深く知ってもらうためです。設計する人にとってこの知識と体験は貴重な財産になります。また大工になる人には、コースの選択で、さらに深く大工技術を学ぶことができます。
なお、建築科二部(夜間部)では木工実習は行われていません。
Q:木造建築、伝統建築に力を入れているということですが、古いことを学ぶ学校ですか?
A:京都建築専門学校では、建築の基礎(木造、鉄筋コンクリート、鉄骨など)を学ぶことを基礎の基礎として、さらに加えて大切な木造建築や伝統建築を学びます。
じつは木造や伝統は、建築において最新の分野です。最近の建築の雑誌を見ればわかりますが、木造や伝統を意識した建築が多数掲載されています(ちなみに古くなりますが、昭和時代、特に高度経済成長期頃からの雑誌では、ほとんどが鉄筋コンクリートや鉄骨でした)。木造や伝統は古くて新しい分野なのです。
なぜかというと、次のような理由があるからです。
木は大変エコロジーな材料であること。植えれば100年ほどで建築用材として育ちます。一方コンクリートや鉄の材料はいずれ枯渇するといわれています。また木造は修理や再生が比較的簡単で、リノベーションしやすいという側面もあります。
また、かつて(主に20世紀)は世界中同じ建築が造られていました。京都でもニューヨークでもアフリカの砂漠地帯でも基本は同じと考えられていました。しかしそれでいいのか、という反省が20世紀後半から起きてきました。地域独自の自然環境や文化などを重視した建築が見直されるようになりました。これが現代の傾向です。ある意味20世紀がちょっと特殊だったのかも知れません。
もちろん鉄やコンクリートが今すぐに無くなるということではありませんし、グローバルな視点も必要です。そういった基礎を学んだ上で、さらに木造や伝統を学んでいただきたいと考えています。その学んだことがらを、古建築の修理やリノベーションに生かし、そして新しい建築に応用することの出来る人材を育てることが、京都建築専門学校の目指すところです。
教育方針:「建築の基礎力を身につけ、伝統や木造建築を理解し、現代に生かすことのできる建築のプロフェッショナルを育てる。」
Q:木造建築は災害に弱いと聞きましたが。
A:そんなことはありません。ネット上でときおりそういう誤った情報を流す人がいますが、それは具体的な信頼しうるデータをもとに書いているでしょうか。ご確認ください。多くの場合はデータが記されず、著者の思いだけで書かれていることが多いように思います。おそらく根拠に基づくデータはないと思います(2019年10月15日現在、もしデータをご存じの方がありましたら京都建築専門学校までお知らせください)。日本の住宅建築は圧倒的に木造建築が多く、したがって災害時に被災するのも木造が目立つだけで、他の構造が勝っているとはいえません。もっとも、木造に関してはまだまだ未解明の部分も多くあります。日本は森林資源に恵まれた国です。それを利用しない手はありません。法隆寺が千数百年、あるいは木造の住宅建築でも数百年もつものがあります。多くの災害を経験し、しかしなおかつ現存しているのです。われわれはそのような建築から、これからの木造建築を考えていかねばなりません。
Q:小さい学校ですね・・・
A:この質問は外部の方からではなく、在校生が入学前にオープンキャンパスに来たときの感想です。小さいので少し心配になったそうです。
ハイ、確かに小さい学校です。大きさを誇る学校が多い中で、心配になるのも無理からぬことでしょう。でもご安心ください。
京都建築専門学校は、70年にわたって同じ規模で続けており、京都を中心に建築業界に多くの卒業生を送り込んでいます。
もちろん京都府から専修学校として認可されていますし、文部科学省から「専門士」の称号が付与され大学への編入も可能です。さらに国土交通省から二級建築士・木造建築士のみならず一級建築士の受験資格も与えられています。
おそらく一級建築士の受験できる学校としては、日本で一番小さいのではないでしょうか。
Q:高等学校で文系のコースを選択していますが、授業についていけますか?
A:多くの学生は高等学校の普通科卒です。また文系のコースを履修していた学生も多数在籍しています。基礎からじっくりと教えていますので心配いりません。
構造設計や設備設計など数学を多用する分野を除いて、中学程度の数学の知識があれば、建築実務をこなす上でほとんど支障はありません。
授業では構造力学など数学を必要とする科目がありますが、やさしく分かりやすい教科書を書いている先生が指導していますので、ご安心下さい。
不安のある方には、別途、数学基礎講座(無料)という講義を設けて対応しています。
Q:夜間部で対面授業と遠隔授業を併用しているという事ですが。
A:建築科二部では、働いている人、ダブルスクールの人も多く在籍しています。仕事や他校の授業で遅くなった人、遠隔地の現場で働いている人のために、多くの授業で、教室での対面授業とZoomによる遠隔授業を併用しています。教室において教員との対面での授業というものが理想とは考えていますが、さまざまな事情で出席し難い人のために、補助的に遠隔授業も行っています。
ただし、設計製図などの演習科目、あるいは通常は併用だが、ときおり中間試験(一部の科目で行われる)や遠隔では困難な内容を伴う授業では出席を求めることがあります。
Q:さまざまなゼミや講座がありますが、それを受講するのに別途料金が必要ですか?
A:ゼミに関しては一切受講料は不要です(建築科・建築科二部とも)。最初にいただく授業料に含まれています。数学が不安な人を対象に行われる数学基礎講座や夏休みの期間に希望者に対して行われる「3D-CAD講習会」も在校生は無料です。定期試験の結果が思わしくなく補習や再試験・追試験を受ける場合も無料です。
有料なのは、卒業生を対象に行われる「二級建築士試験受験対策講座」、在校生以外の一般の方で前述の「3D-CAD講習会」を受講される方などです。
Q:施工管理技士や建築士などの講座があるとのことですが、費用はどれくらいですか?
A:在学中に受講できる2級建築施工管理技術検定試験受験対策講座(学科)は、在校生は無料です。
二級建築士受験講座は、卒業生を対象としており、卒業生は学科60,000円(外部100,000円)、製図50,000円(外部100,000円)です。
夏休みを利用して行われる建築3D-CAD講習会は、在校生は無料(外部7,000円)です。
(以上、金額は2019年度)
Q:卒業後、すぐに建築士の資格がとれますか?
A:建築科、建築科二部とも卒業後ただちに一級建築士・二級建築士・木造建築士の受験資格が与えられます。
受験には受験用の勉強が必要です。卒業生に対して開講している二級建築士講座では、受験対策用の講義が行われています。
受講料も大変安く設定していますので、学びやすくなっています。参照:資格取得について
Q:一級建築士の受験資格はどのようになっていますか?
A:建築科、建築科二部とも、二級建築士の有無にかかわらず、「卒業後、実務経験0年」で受験することができます。
建築士法が改正され、早く受験できるようになりました。
(「建築士法の一部を改正する法律」により建築士法第4条、第14条及び15条が改正されました)
参照:資格取得について
参照:建築士の受験資格が変更されました
Q:社会人で高等学校卒業後10年以上たちますが、授業についていけるでしょうか?
A:建築科、建築科二部とも年長者を迎えています。もちろん個人によって違いますが、まじめに取り組んでいけば十分ついていけると思います。
なお、社会人向けのページもありますので、あわせてご覧ください。
Q:多くの大学生や大卒者が在籍しているとのことですが、どのような大学から来ているのでしょうか?
A:建築科二部では、ダブルスクールの人も受けいれています。また建築科、建築科二部とも、大学を卒業した人が多数在籍しています。もちろん年によって違いますが、建築科二部では過半が大学を卒業した人です。具体的には「社会人の方へ」をご覧ください。
Q:大学に通いながら学ぶことは可能ですか?
A:可能です。建築科二部(夜間)には昼間の大学に通いながら、夜間は本校で学ぶ学生が在籍しています。高校で文系のコースを選択した人や、学歴として大学を選択した人、高校時代の興味が将来の職業イメージと違った人、家業の継承のため、大学で町づくりや造園などを学んでいて知識の幅を拡げるため、などさまざまな理由でダブルスクールで学んでいます。参照:社会人の方へ
Q:大学だと4年ですが、2年間の学びで十分ですか?
A:建築は奥が深く、幅も広い分野です。4年間どころか、近年では大学院を含めた6年、あるいはさらに3年、と学ばれる方が増えてきました。長きにわたって学んだからといってすべてが理解できるわけでもありませが、もちろんそのような学び方も、大きな意味があると思います。
大学や専門学校での学びでは、学問を深めるとともに、良い師(先生)、そして良き友との出会いも大切な要素です。長きにわたって学ばれ、良き師や友との出会いがあれば、大変素晴らしいことだと思います。
本校では2年間という短い期間ではありますが、京都市内中心部という立地条件を生かし、すぐれた先生に教鞭を執っていただいてます。また建築科や建築科二部とも、少人数ながらさまざまな年齢層や経歴の学生が一緒に学んでいます(建築科二部の方がバラエティに富んでいます)。それは、各々の学生にとって、大きな刺激となり、将来の糧となることだと思います。
一方、建築業界で仕事をするには、まず基礎を理解していることが大切です。全く何も知らずに業界に飛び込む人とは大きな違いがあります。本校の2年間の学習で、最低限必要な基礎力は確実に身に付きます。
基礎力だけを持って、早く社会に飛び出す人もいますし、長く学んで社会に出る人もいます。
本校を卒業し、すぐに社会に出て活躍する人もいますし、本校をステップとして、卒業後他大学で学び、活躍している人もいます。
正解はありません。ご自分の置かれている状況を冷静に見つめ、ご判断ください。
Q:就職状況はどうですか?
A:進学や進路変更(建築以外へ)を希望する一部の学生を除いて、卒業する学生の多くが学校の求人票や先生の紹介などによって就職しています。求人数は学生数をはるかに超える状況です*。
本校はその母体が、京都府建築工業協同組合といって、京都府下の工務店のいわゆる業界団体です。多角的に建築業界との繋がりがあり、その関連の建設会社や設計事務所に就職する人もいます。
また、工務店や設計事務所の代表となっている卒業生も多数います。そして各企業でも多くの卒業生が活躍していますので、それらの企業や事務所からも求人が来ています。
もちろん近年では、ネットを通して就職活動をする学生もいます。
大学などのダブルスクールの学生は、大学在学中に二級建築士の資格試験を受験することができ(本校卒業後実務経験0年で)、資格を持って就職活動することができます。
卒業生に対しても再就職情報など積極的に伝えています。
参照:就職実績 活躍する卒業生
*2018年度の状況。また過去10年も同様。なお将来を確実に保証するものではありません。
Q:地方出身者のために下宿やマンションの紹介をしていただけますか?
A:毎年40~50%(建築科)の学生が地方出身者で京都市内に下宿しています。
本校では、学生の皆さんが安心してより良い部屋探しができるように斡旋仲介業者の紹介を行っています。
周囲には大学等も多く、アパート・マンションなどが学校周辺にも多くあり、希望する学生にはパンフレットをお渡ししています。
Q:伝統建築研究科にはどうしたら入れますか?どのような人が学んでいますか?
A:入学資格は志のある方を対象としています。
ただ、建築の基礎については別に学んでください。これから建築を職業としたい人で、加えて伝統建築の知識を学びたい方は、なるべく建築科あるいは建築科二部、あるいは他大学や専門学校の建築学科などを卒業してから受講して下さい。すでに建築を職業としている人は、問題ありません。
建築を職業としない場合は、どなたでも志があれば結構です。
受講生にはさまざまな人がいます。たとえば設計事務所・工務店・ゼネコンの社員や左官・大工などの職人、造園業の方、僧侶や寺社に勤務される方、公務員、地域の町おこしや建物の保存に取り組んでいる方、趣味として伝統建築を学びたい方など、さまざまです。
また京都やその近郊だけでなく、新潟や岐阜、岡山などから通っている人もいました。時には留学生も参加され、アメリカやスイスからの受講者(要、日本語能力)もいました。なお、令和3年(2021年)8月以降はZoomを利用した遠隔授業を併用した授業を行い、講義については教室で学ぶほか、自宅や職場での受講も可能となります。
参照:伝統建築研究科
Q:伝統建築研究科とヘリテージマネージャーの講習は、どのように違うのですがか?
A:全国各地でヘリテージマネージャーの講習会が行われています。かつて阪神淡路の大震災の後、特に指定されていない多くの文化財が廃棄された反省から、兵庫県で始まったものです。そして古材文化の会が京都で開催し(現京都市文化財マネージャー育成講座)、今では全国の多くの都道府県で行われるようになりました。
本校の伝統建築研究科との違いは、ヘリテージマネージャー講座では、伝統建築を浅く広く学ぶのに対し、本校では重要な分野を浅い部分から深掘りするようにカリキュラムが組まれています。
例えば、伝統建築研究科では、社寺建築については、その様式や意匠・構造などについて深く学びますし、ヘリテージマネージャー講習会ではほとんど取り上げることのない茶室や数寄屋建築についてもしっかり学びます。
補完関係になっていますので、どちらが良いということではなく、事情が許せば両方を受講することをお薦めします。
Q:伝統的な木造建築に力点を置いていて、大工になる人が多いということですが、全員が木工の実技を学ぶのですか?
A:建築科では、大工志望の人がいますが、もちろん設計の仕事や現場監理の仕事に就く人も多数います。
1年前期の木工の実技は必修です。しかしそれ以降は、大工を希望する人には、ゼミや大工コースを選択して、より技能の向上を求めます。
しかし設計や現場監理を希望する人は、他のゼミやコースが選択できるようになっています。
なお、建築科二部では、木工の実技は行いません。
Q:将来、設計を希望しているのですが、木工などの授業を受講しなければならないのですか?
A:建築科では、木工基礎の授業は必修で、1年前期に学びます。木造建築の設計を行うためには、木について知ること、また実際に手に触れて加工することは大切なことです。
もちろん木造建築の設計に必ず必要というものではありません。本校の建築科二部では行いませんし、他の大学等でも行っていないところが大多数です。
しかし、自分の手で木や土を扱うことで、人間と素材、人間と道具との生きた関係、生きた技術のあり方について身体で感じることができ、それは将来への大きなアドバンテージになることだと考えられます。
Q:将来、建築士になりたいのですが、専門学校卒では難しいと聞いたことがありますが・・・
A:最終的には本人の力と意欲次第だと思います。本校を卒業した優秀な建築士は結構います。一部ですが「卒業生」ページに載せています。このなかで、大卒で本校に来る学生もいますが、大学での人脈を上手に使っている人もいます。あるいは高校を出た後、本校での学びだけで活躍している人もいます。見ていると取り組む姿勢、意欲が違いますね。弱音を吐いていたら最初から脱落です。難しいという意味では、専門学校でなくとも大学卒でも難しいですね。
Q:将来、大工になりたいのですが、教室での授業は必要ですか?
A:どのような大工になるのかが重要です。棟梁と呼ばれるような大工さんは、腕だけではなく、図画や幾何学などにおいても秀でている人が多く、建築士の資格を持っている人も多数います。本校では、建築士の資格が取れるカリキュラムが組まれています。したがってある程度の座学(教室での授業)を受けていただく必要があります。そして設計や建築の基礎をしっかり理解した、そして資格を持った、優れた大工になっていただきたいと考えています。
Q:木工の実技では、大工道具の購入や材料費は必要ですか?
A:将来大工を目指す人には大工道具を揃えるように指導します。しかしその他の人には、学校に備わっている道具を使用してもらうことも可能です。
また材料は学校で準備しますので、その費用を徴収することはありません。
Q:多くの見学が授業に組み込まれているといいますが、費用はどうなるのですか?
A:建築科では、伝統建築演習などで見学会が行われます。寺社の拝観料などは学校が払います。個人で必要なのは現地集合の場所までの交通費です。見学先の多くが京都市内なので、徒歩やバス・地下鉄で行くことになります。あるいは自転車やバイクで現地まで行く学生もいます。交通ルールを守り事故にあわないよう注意して集合してください。
なお、建築科二部は夜間ですので見学会はありません。春秋の二回、休日を使ったエクスカーションがありますので、積極的に参加してください。
Q:設計製図では、模型をつくったりするそうですが、その材料費は必要ですか?
A:設計製図などの授業で作成する模型の材料(同じものを作る場合)は学校から支給します。したがって材料費はかかりません。
ただし自由設計や卒業設計などで特別な模型をつくる場合は各自で用意してください。
Q:個人のパソコンは必要ですか?
A:普段の授業では、学校にあるパソコンを使用します。しかしCADの習熟や画像処理を伴ったレポート提出などで、個人用のパソコンの購入を薦めています。
またデータの保存に必要なメモリースティックは、各自でお持ちいただくことにしています。
パソコンにスペックやソフトについては、学校にお問い合わせください。
Q:CADはどのように教えていますか?
A:建築科および建築科二部ともに、1年生でCADの基礎、2年生では透視図のテクニックなどを学びます。
それ以外に、レベルの高いものを求める人を対象に、3次元CADの講習会を夏休みを利用して実施しています(在学生:無料 一般:有料)。
設計製図ではまずは手書きの製図を学びます。ひととおりCADを習得したあとは、CADによる図面の提出もあります。
設計事務所や建設会社ではさまざまな種類のCADソフトが使用されています。本校ではまずJW-CADを学びます。基礎力があればそれぞれのソフトに対応することができます。
Q:聴講生制度はありますか?
A:あります。建築科二部では聴講生を受けいれています。次のページをご覧ください。https://kyotokenchiku.ac.jp/courses/architectural_evening_class/evening_class_auditor/