学園祭堀川茶室ー08 堀川茶室完成! 11月3日

11月1日、足場も取れて、ほぼ完成というところまで来ました。

東側の茶室から川下南側を見ています。一段南に伸びた西側の茶室が見えています。このずれが空間を生かしていて、嬉しくなります。

二席のお茶室の間を抜けて通る飛び石段がいい感じです。でも、お年寄りには危ないですね。渡板を載せて歩きやすいように、高くなっている茶席に上がれるよう、沓脱式台を工夫しなくてはなりません。設計者の岡田君は手前の石段のレベルに合わせて真っ直ぐにアプローチするよう渡り廊下を考えていたようですが、この段々の降りて行く具合を残したく、もう一工夫を頼みました。

11月3日、完成した北側の眺めです。渡り板がついていますね。この板は9月30日の京北合併記念の森で間伐製材体験したときの板をもらって来たものです。

北東からの眺め。壁だらけでずいぶん閉鎖的になってます。

   

南側の眺め。川下に向かって思い切り開いています。アプローチはこんな風につくられました。

東側、2畳中板の席です。左側が亭主がお手前をする手前畳、右側が客畳。川に落ちないように注意をしてくださいね。

楠本君が亭主をつとめているところをパチリ。

こんな感じで、みなさん、楽しそうです。

こちらは西側の2畳席。風炉手前です。こちらの席の方は東に比べて狭めで、天井も落ちて来ていて空間はかなり小さいですが、その分、包まれた感じがあり、川の水の音もよく聞こえると、案外に好評でした。

西側の席の背後には一坪の水屋が設られていて、ここで茶席の準備をします。これが今回、とても重宝しました。

こちらは茶室の北側に置かれた本部テント。ここで受付と、床几でお茶をいただくお客にお茶を準備します。お茶部総出でとても忙しくしていました。

3日間、よろしく!

(さの)