夏休みが明けて、前期試験結果を受けて悲鳴が飛び交う時期になっています。台風の合間に、上京のい町家離れ現場では、学生たちがいない間も、瓦葺き工事が進んでいます。夕方になって学生たちが覗きに来てちょっと手伝ったり。そうそう、彼らは瓦葺き体験授業をやっていましたね。担当の瓦屋さんも卒業生のハタナカ君です。
本日は作業に来た学生たちに、土壁を受ける壁留め材を入れる指示と、具合の悪い土壁を落としす作業を指示いたしました。ちゃんとやってくれているかな?
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午後からは京北小塩に卒業生のイワモト君を連れて向かいました。イワモト君には壁塗りの仕上げを頼んであります。彼も数年前は、この家で夏休みを過ごしています。奥の物置だった開かずの間が綺麗になっているのを見てびっくりしてました。イワモト君は卒業後、設計を目指しながらも、好きな土壁塗りにのめり込んでます。知り合いが町家でお店をやったり、ゲストハウスをやったりするときに、よく呼ばれているようです。ここにも呼んで来てもらいました。
この古民家にもともとあった建具を元の位置に戻し、建て合わせをしていきます。無くなったもの、最初から無いものも、物置にあった建具や他所から頂いた建具をはめてみます。1階はほぼ、すべてはまりました。次は2階です。
建て合わせがほぼできたところで、一年生たちも一緒に、襖や障子の紙貼り教室をやってみましょう。
(さの)