閑谷学校見学  11月19日

学校恒例の秋の遠足で岡山県の閑谷学校に行ってきました。

まずまず好い天気。順調に到着。お昼を済ませて、まずは学校からちょっと東に歩いたところにある黄葉亭を見学しました。

  黄葉亭。桐浴先生が説明されてます。

なんだか寒いところに建ってますよ。

 川の合流したところを眺めるようにできています。

夏は好さそう。

さっそく、円満字先生のスケッチが始まりました。

みんなが見ている中でよく描けるものですね〜。

 門をくぐると、正面に聖廟と神社。

 聖廟の前には楷の木とゆったりとした石段。

楷の木の紅葉が光を受けてキラキラして本当にきれい!

 隣は閑谷神社です。

さの先生の説明では、学校全体は儒教の教えを学ぶということで、孔子聖廟にならった聖廟がまずあって、その後、池田藩主を祀る神社が並んで設けられた。神社は聖廟よりもちょっとだけレベルが下げて建てられている。古図を見ると二つは並んでいるけれども、実際には神社の方が少しだけ前に出ている。建物の配置によるものなのか、斜面でレベルを下げたことで前に出てきたのか、どちらでしょう?

 講堂。国宝。東を向いているけれども、中身は南向きでした。

 講堂内部。床がピカッと光っている。

静かで光がとてもきれい。とにかく清潔感が素晴らしいという印象でした。ここで子どもたちは四書の購読を習ったそうです。何で花頭窓が並んでいるのでしょうね?

 小斎と呼ばれる藩主の部屋。講堂の南側に位置して、ここから子どもたちの勉強風景を眺めるように建てられているのでしょうか。

意外に、ちょっと数寄屋風にくつろいだ感じになっていますよ。

 講堂の西側にある習芸斎。ここでも学習が行われたそうです。なんかきれいです。

  外からは繊細に見える格子が意外にごつい。

 手前から、飲室、玄関、習芸斎。

全体に中も外も、太い柱の間に細い間柱を見せて、美しいです。

手前の壁が漆喰で大壁に塗られているのは、西側からの延焼を防ぐためだそうです。

 もっとも西には文庫蔵。

文庫は西側の学房からの延焼を防ぐよう、火除け山が築かれているそうです。

 火除け山の石垣。カッコよくてオブジェみたい。

 学房に向かうアプローチ。ついはしゃいでしまいます。

 学房への通用門。渋いと思いません?

何といっても、このぐるりと回る丸い石垣が素晴らしいと思いました。300年前の山里の庶民の子どもたちにも開かれた学校なんて、本当に素晴らしい。こんな学校をつくった藩主、その命を受けて建設に当たった津田永忠さんを讃えたいです。見学会、ありがとうございました。(2年MY)

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