「地域性の建築デザイン」by高橋勝さん @建築概論  11月29日

本日の建築概論ミニレクチャーは本校夜間部卒の高橋勝さん。

大学で電子物性工学、半導体ですね、を学んだ後、実験器具などを製造販売する会社に勤務の後、建築の学校に飛び込んだ。昼は京都の豆腐料理屋さん、晩は学校で建築という生活。学校にてスター建築家に憧れる。卒業設計にもそんな夢が見えてくる。

これらのプレゼンは卒業後に就活用ポートフォリオとして作成した。これに手紙を付けてあちこちに送りまくった。縁あって、遠藤秀平事務所に。数年後、一級建築士を取得して独立。

最初の仕事が山口県のデイケアー施設。コスト重視で細めの木造の建物を設計した。初めての木造が自分をちょっと変えた。

アジアの山奥に旅行。みんな身の回りのもので家をつくっていた。そうか。そうあるべきなんだ。

建築デザインの構成要素を描いてみた。建築主の要望、機能や技術、予算、法律、スケジュール、意匠性、それに景観とか風土・文化。それらの交点に目指すものがある。

京都府建築士会の仲間と、地域の材で家を作る勉強会を始めた。何か地域材でつくってみよう。さっそく植樹祭に休憩所となる木製のテントをデザインして、みんなでこしらえてみた。屋根の杉皮も自分たちで採取したもの。好評だった。

これは前日の研究会で提案したまた別の小屋。面白いので実際に建ててみたい。

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以上、高橋さんのレクチャーをまとめてみました。学生たちにもとても評判がよかったです。ありがとうございました。(さの)

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