物集女竹林木匠塾  竹吊り屋根をつくる−5   8月22日

再び釣り屋根の準備作業に物集女竹林です。今度はShimadaくんMiyoshiくんが来てくれました。

長く降り続いた竹林にはあちこちに大きな白いキノコ。蚊がブンブン。

前回取り付けた垂木が不揃いなので、もう一本横竹を加え、留めて先端を切り揃えます。

逆側の作業を終えて、あ!  屋根の中に竹を取り込んでました。

「先生、このままここに建てましょう!」

「それもいいかも。でもシートをどう張るんだい?ここでは吊れないよ。」

コーヒーを淹れてひと休止。うん、美味しい。

奥の方から太くて長い竹を2本伐って運びます。その重いこと!雨と汗でびっしょり。

これを釣り屋根の渡し受け材とします。生えている竹に4mの高さでゆわえつけます。これがまたたいへん。

「先生、まだっすか?」

「もうちょっとだよ。」

やっと1本が取り付きました。釣り屋根の重さは約200kgかな。4人では一瞬持ち上げることはできても、運ぶのは無理です。12人は人出がいるなあ。

もう片方の竹もなんとか結え付けられました。これでほぼ準備完了です。お疲れさま!

次はいよいよ吊り上げ儀式ですね。どうやって200kgを吊り上げるか、その段取りを考えるだけでもわくわくしませんか? 次回をお楽しみに。

(Sano)