島原町家調査班リーダーのフジニワです。元お茶屋という町家を訪ね、挨拶をして、今回改修を計画している離れに行きました。家具を移動させ、畳を上げると、中央に、不思議なものが。
これは炬燵だよ。金属製のものと石製があるけれども、これは金属製だね。
と、サノ先生の説明が。
野地板には「千鳥」と数字が。
おそらく、この部屋の名前が千鳥だったんじゃないかな。丁寧な仕事だね。
字もとても綺麗です。野地板は2本くらいの釘で留めてあるだけですので、簡単に外せました。
野地板を剥がしていくと、床下の様子が見えてきます。結構、掃除もできているようで、綺麗です。
床下の様子を覗いてみました。根太も大引も束も丸太のようです。
測定すると、地面から畳面まで尺8寸あります。町家にしては床の高さが高い方だそうです。見たところ、シロアリ被害は見えません。でも、この程度の見方では、わからないのだそうです。
今回は、顔合わせと、様子見ということで、実測などの調査は次回からです。楽しみです。
(伏見のフジニワでした)