建築科1年美術館作品発表   2月19日

1年設計製図の終了設計「小美術館」のプレゼンです。宝ヶ池公園あるいは三条木屋町に設計されています。全員がパワポなどで発表し、全員で採点します。ほぼ全員が図面の他にスケッチアップなどの3Dで外観、内観などを紹介。以下、パースを中心に幾つかの作品をお見せしましょう。

池田君のRCと木造とのハイブリッド。展示室に木造の小屋裏を見せてるところが見所です。入選。

小野君の労作。カットされた楕円形を角度を振って構成した美術館。軽く見せたいと、S造を採用。作図が本当にたいへんだったと思われます。入賞。

これは関君による三条木屋町に建つ美術館。たいへんすっきりとセンスよくまとめられた作品です。入賞。

西川君の円弧を用いた作品もなかなかよくできていて感心します。カフェの下から入り、逆側にカーブした展示室が構成。入賞。

輿水さんの六角形を用いた作品。3Dに起こすのもたいへんな苦労だったでしょう。大きさも高さも異なる六角柱の構成が見事。最優秀作品。

シンプルな構成の中に、植物の緑をよく考えて配置した古川君の三条木屋町美術館。プレゼンも納得。入賞。

池から吹く風を感じながら単純な直方体建物を2棟並べた松村君の作品。3D動画によるプレゼンも見事。最優秀賞。

平井君の宝ヶ池の水面に浮かべたガラスの美術館。細かなところまでしっかりと描き込まれた図面とプレゼンに脱帽。入賞。

今年はほぼ全員が高校卒の若者ということもあって、全体に素直な作品という印象でした。設計課題を減らしたこともあって、例年よりも時間をかけられた分、3Dパースが充実していてよかったと思います。大工志望の人も設計志望に負けない力量とセンスを持って取り組んでくれたことも嬉しく頼もしく思います。(さの 池井)