1年のアヤトです。奈良の山奥から通っています。町家ゼミの調査では日暮通りに面した街区を担当しました。ここは解体撤去されてガレージとなったところが多々あって、驚くほど家が少なくなっています。町家も14軒しかありませんが、町家残存率は40%と平均的な数字となっています。皆さんの結果はこんなことになっています。
通り 家屋数 町家数 率 改修度 A(ほぼ伝統まま)B(やや改修度高い)C(看板建築)
葭屋町通 77 36 47% 8 14 14
猪熊通 143 67 48% 18 28 21
黒門通 116 39 34% 3 28 8
大宮通 134 47 35% 3 13 31
松屋町通 116 36 31% 13 13 10
日暮通 35 14 40% 2 8 4
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合計 621 239 38% 47 20% 104 43% 88 37%
さの先生が15年前の調査結果を見せてくれました。なるほど、上のものと比べると、ずいぶん色が減っているのがわかります。
かつての調査では、町家残存率はやはり38%ほどだったそうです。町家自体は減っているはずですが、同様に住宅数もガレージやマンションになって、減少していると考えられます。もう一つ、かつての調査ではカウントしなかった路地長屋を今回、調査に入れたことによるということもあるのだろうということです。以上、報告でした。みなさん、お疲れさまでした。
色分けすると、年代による違いが分かりやすいですね!すごい!