建築科1年生の終了設計ともいうべき小美術館の設計作品のプレゼンを行いました。各自がパワーポイントにまとめてプロジェクターで映しながら説明をしていきます。折しもオミクロン株感染急拡大を受けて幾人かが感染ないし濃厚接触ということで自宅からリモートで参加となりました。画面共有で発表できるので、ほぼ同じようにプレゼン採点がされるというのは、初めての試みでしたが、とても上手く行ったようにおもいます。
1人5分程度の発表+質疑応答で進めていきます。みんな3Dパースをよく描いてくれていて、デザインの狙いがわかりやすいですね。中には授業で習得したSketch-upからCGアプリでよりリアルな表現に進めてくれている人もいて、おお!と喜ばせてくれます。
Uchizaさんの展示室を地下に埋めた設計は模型と図面で進められていて、地上の風景と地下の空間体験とがしっかり構成されています。
Hamadaさんは美術館を池の中に沈めていて、水面ぎりぎりに見える形を楽しんでもらうという設計です。面白い模型ですね。
これもCGでいろいろに表現を進めてくれていました。拍手!
さらに動画でCGをこしらえている人も。これは動画の一部。
同じく夜景。見事ですね。こんなものが1年生でできてしまう時代なんだと今更に驚いています。しかもこれをつくったTaniguchi君は大工志望なのです。
でもやっぱり模型の面白さはいいものです。これはMurayamaさんの作品。
内部のダイナミックな空間構成を外側の殻で見せながら包み込むという手法。模型ならではの想像力がはたらきますね。
年々、プレゼンのレベルが上がって来ています。表現がよりレベルアップすることで空間やかたち、あるいは素材感も把握され、感性に富んだ設計ができるようになって来ていると感じました。
これでおしまいではなく、さらに先に進めて磨きこんで欲しいと思います。
みなさんお疲れさまでした。
(さの)