卒展2024   準備風景と2日目発表会      2025年2月16日

卒展2日目は大ホールにて発表会。展示会場では各チームが指導の先生とともに最終打ち合わせ。この日は全員スーツ!入学式以来だね。

発表1番目の鳥の木長屋改修チーム。施主の竹内さん(学校卒業生です!)の姿も。

2番目の中田先生チーム。

5番目池井先生チームはF君。

6番目はわれらが京北ヤンキーチーム!

さて、時間になりました。司会進行は2年担任の高橋先生です。

1番目学校向かいの長屋改修チームの発表です。ベンガラ塗り、土壁のこそげ落としから始まって竹小舞編み、荒壁塗り、2階床板張り、天井杉板張り、土壁中塗りなどなど各工程の学びの様子が丁寧に紹介されていて、とてもいい勉強をしたことがわかりました。会場から施主さんからのお話もいただき、いい雰囲気でした。最後の完成した写真がなかったのがとても残念。

 

2番目は中田先生指導の木造住宅設計。5名がそれぞれに自分の老後の自邸を設計したようだ。I井君のプレゼンがカッコよかった。

    

3番目は桐浴先生指導の茶室図面のCAD化の報告。F津君とF井さんが発表。さすがFさん、よく勉強されました。名茶室だけあって、図面も見応えあります。

4番目は山口棟梁指導の仁王門修復チーム。オランダから駆けつけたアーティストJikkeさんが見守る中での作業報告でした。解体材の掃除、痕跡調査、拓本制作、埋め木、根継ぎ、古色付けなどきちんとした作業を学んだことがわかります。

発表後、山口棟梁による指導教育方針のコメント、9年間にわたって仁王プロジェクトを推進してきたJikkeさんの謝意もステージに花を添えてくれました。

5番目は池井先生指導の都市居住空間ゼミチームによる発表。全員で観光をテーマに京都駅南エリアに新たな観光テーマパークを計画、各自で建物を設計。

<昼休憩>

6番目は京北チーム。前期におこなった京北森林組合倉庫新築工事の後半の作業を動画を交えて報告、続いて後期に行っている学校近所の路地町家4棟の小解体の報告を施工管理組が。

また大工組が長岡京の農家さんの小屋庇屋根の軸組加工について紹介。先日に学校ゲート前に仮組をした写真を披露してくれました。町家の小解体も、小屋庇もまだまだ作業は続きます。よろしく!

最後7番目は夜間二部から4人が設計を発表。Y澤さんの京都市バス待ち合わせ場所を「よくわからない空間」として設計し、そこで得た自然の感覚を通して自らの生を肯定できるようにするという、なかなか高度な意図が仕組まれているようだ。

すべての発表が終わり、会場にいる全講師で講評した結果、優秀賞として、大工木工部門では仁王門チーム、設計部門では昼はI井君、夜間ではY澤さんが選ばれた。拍手!

奥出雲仁王門チームの健闘を祝い、Jikkeさんほか関係者の方々からの祝福、記念写真。

みんなよくやってくれました。おつかれさま!

(SANO)