建築科1年. 木造住宅設計課題2025 中間発表から. 7月29日

6月中旬から始めた設計課題、エスキースを重ねて、夏休み前に中間発表を行う。スケッチブックからケント草案を経て、夏休み中に図面を描く。9月中頃に最終プレゼンとなる。

あらかじめ、めいめいがネットアプリで画像を登録、それを用いて発表となる。スタディ模型も一緒に紹介する。モダン住宅グループのM君の案はフラットルーフというが、これは無理かな。軒の出を見せたかったら勾配屋根にしなくてはね。フラットルーフにしたかったら、少しでもパラペットの立ち上がりを設けなくては。

和風住宅グループのS君、計画は悪くないが、デザインがイマイチだ。もっと思い切ってやってごらん。

洋風グループのJ君。欧風のハーフティンバーデザインで実にうまくまとめている。あれ、和風建築に憧れて日本に来たんじゃなかった?でも和座敷の扱いもなかなかよく出来ている。

J君の中間発表用のケント草案。実によく考えられている。いちばんつくりたかったのは、一段フロアーを沈めたリビング。アメリカ人の家によく見かけるものだね。ふつうは柔らかなカーペットを敷いて寝転がったりするのだけれども、J君の案では暖炉の輻射熱を溜める煉瓦フロアーだ。

和風グループの台湾から来たSさん。小さなスタディモデルを幾つも作り直していた。とても素晴らしい空間を設計している。

Sさんのケント草案。昨日はほとんど描いてなかったのが、一晩でここまで仕上げて来るとは。水彩絵の具が実に上手い。J君とともに最高点をゲット。最終プレゼンでもいいくらいの出来栄えだ。いくつか構造的なチェックを入れさせてもらい、製図本書きに臨むことになる。

夏休み中に製図図面を描いてもらう。矩計図や模型も。夏休み中もネットアプリに上げてもらえば、いつでもチェックしてあげるよ。がんばってやってください。

(Sano)