毎年恒例の京都瓦屋根工事組合青年部による瓦葺き体験セミナー。最近まで暑かったのがここにきて急に寒くなって、ガレージでのセミナーはまさに吹きっさらしの中での作業となりました。もっとも、数年前には雪が降る中でやったこともあるので、それよりはずっとましですが。
今年は二手に分けて2台の検定台を用意していただきました。まずは桟木を打つために墨をして、桟木を切り、垂木の位置に打ち付けて、写真は軒瓦を固定しているところです。軒瓦の出は瓦座から2寸を標準とするようです。
軒の次は地瓦。瓦の位置決め、傾きの補正などに注意して進めます。
こちらの台では瓦の転びを桟木で合わせて調整してますね。
棟はまず巴、鬼を据えます。
棟に南蛮漆喰を盛り付けて、
熨斗瓦を据えていきます。熨斗は通常3段かな。
熨斗のピッチを半枚ずらすために熨斗を半分に切断します。たがねを使って学生君もチャレンジ。うまく行きました。拍手!
最後に冠瓦を伏せて、銅線で留めていきます。これで終了!
お疲れさまでした。青年部のみなさん、ありがとうございました。
(さの)
Instagramに動画も上げますので、ご覧ください。








