近所の町家の格子を修繕する−3 2/7〜8

さの:ゆうだいくん、こたろうくんの頑張りで、出格子の柱の根継ぎが終わり、次は框です。

放課後になって、学生くんが作業できる時間となりました。夕方まで2時間半ほどできるかな。

さの:京北森林組合に注文していたヒノキの板が届いたので、溝を加工しよう。

ゆうだい:電鋸の加工は先生やってください。

さの:了解。ではこの先、1分ほどの溝を削ってもらおう。

    框を加工するゆうだい君

ゆう:長さを取って、両端にほぞをつけるんですね。

さの:そう、今日はこたろうくんは風邪で休み?

ゆう:らしいです。代わりに先生、やってください。

さの:了解。

 よしやまち通りの風景

ゆう:なんどもやったので、出格子の分解はずいぶん手慣れてきました。

さの:今日で框を仕込んでしまうよ。

ゆう:先生、ほぞにテーパーがついてます。削り直しましょう。

さの:本当だ。長さも3mmほど縮めておこう。

 お施主さんも見てくれています

ゆう:地板を受ける根太を大入れする穴を掘りますので、墨をつけてください。

さの:了解。既存の根太は腐っているので、全部、入れ替えよう。

ゆう:既存の寸法が右と左でずいぶん違いますね。

さの:建具がそれに合っているので、そのまま行くしかないな。穴は掘れたかな?

ゆう:はい、もう少しです。雪が降ってきましたよ。暗くなってきたし、通る人も不思議そうな

顔してます。そろそろ終わりましょう。

さの:了解。急いで組み付けて直してしまおう。脇の格子は組み付けなので、

持ち帰って、腐っている枠を作り直すことにしよう。ご苦労様。

SNSをフォローする