例年の宝ヶ池美術館設計作品のプレゼンの日です。
プレゼンには図面はもちろんのこと、コンセプトや概要説明、模型と3Dパースが提示されます。今年の1日目の発表から優秀作品をご覧いただきましょう。
まずはOtto Jackson Cage 君の 「社寺建築美術館」
コンセプト
日本の伝統的な風景である自然の中にある神社を生かした伝統建築美術館です。厳島神社のように水の上に浮いていて、周りの山に隠されつつ宝ヶ池の野鳥の森の湾から突き出している軸性の強い建物にしました。周りの自然を邪魔しないように、低く、静かなデザインにしました。しかし、神社ではないので、神社のような木造で作られたカフェ/ショップの建物に対してその他の建物はRC造で現代的なデザインも取り入れています。橋は軸線と少しずれて、入って途中まで行くと軸性を感じるようになる控えめのデザインです。
配置図 園路に沿って歩いてくると、どちらから来ても、尾根のカーブを曲がってはじめて見えてくる位置に控えめに建てている。
宝ヶ池南の野鳥の森の池の上に建つ3つのこけら葺きの建物を木造の橋が結びます。厳島神社を意識した構成で、中央に舞台を持つけれども、鳥居はなく、反りのある檜皮葺ではなく、むくった柿葺き。
3つの建物は左手に管理棟、正面に展示棟、右にカフェ棟となっていて、カフェ棟は木造、ほかはRC造となっているが、いずれも庇の柱と屋根は木造である。
いずれも軒高が揃っている。矩計図も木造とRC造の2通りがきちんと描かれている。これはRC造の展示棟。せっかく庇部分を木造の屋根架構にしたのに天井で隠しているのはもったいないと想うのだが、。木造の矩計図では軒裏を現しにしている。
1/200 模型
Sketch Up 透視図 全景
同上 舞台を通して展示棟を望む
20歳の1年生でここまでしっかり設計できるとは。しかもアメリカからの留学生なのだ。日本の神社と寺との違いをよく勉強している。ほんとうに脱帽するしかない。春休みから各地の宮大工の会社を見学インターンシップに出て回るそうだ。
(さの)










