本日の建築概論は2年の池田淳君による7月の京都アーキビスト会議で魚谷先生、池井先生の指導のもとで行った調査と設計について紹介でした。
お茶屋には2階にこんな部屋も。
大抵は小間で、まるで1階の玄関のようなしつらえがあったり、小庇がついていたりしています。
一般の京町家とは違って、通り庭側に階段があったり、入り口が2つあったり、客の動線とサービスの動線が分かれています。
2階に小間の部屋がいくつもあったり、踏み込みがついていたりしています。図の玄関脇の赤い部屋は仕出し料理を置いておくスペースです。
お茶屋のそれぞれの機能の空間とポジションについて
仮想の地域に設定した空き家となっているお茶屋の活用を提案します。
個別に考えるのではなく、いくつかを二階で連結させます。
そそれぞれの部屋がどんなに風につかわれるか、絵にしてみたものです。
模型製作風景です。
できた模型です。
会場の大工大での発表風景です。
この11の大学での共同作業では、都市の情報を調査し、アーカイブとすることが目論まれています。
専門学校チームでは、お茶屋をCADデータとして記録を作成し、お茶屋の平面がどういうつくりに
なっているかを調べました。
ついで、五条橋下のエリアに残る空き家となっている例が多いお茶屋を活用する設計提案を
行いました。基本的には、建物の表側にあるべき飲食店、中ほどでも可能な理容店、奥に適する
宿や住宅という風に配置を考え、二階でつないで大きな複合建築として設計しています。
(メンバー:池田、佐々木、山本、高)