雨の祇園祭のスケッチ演習

雨のなかで祇園祭の鉾建てのスケッチ演習をした。山や鉾は釘を使わず部材を縄で縛る。それは大工方と呼ばれる京都の棟梁たちの仕事だ。その仕事を見られるのは鉾建ての数日間しかない。それを狙って毎年スケッチに出る。今年はあいにくの雨模様だったが、雨の日には雨の日にしか描けないスケッチが描けるのだ。30名の学生たちが2時間ほど鉾町に散らばってスケッチした。集まったスケッチはどれも個性的で楽しい。(意匠演習担当:円満字洋介)2019.07.11