20年続いている日本建築学会近畿支部、京都府左官技能専修学院、本校の共催イベント「親と子の建築教室〜伝統の竹小舞かきと荒壁塗り教室」を開催しました。
今年も14組19名のお子さんと保護者さんが参加、スタッフの先生方、学生、事務局合わせて総勢55名となりました。まずは教室で皆さんにごあいさつ、京都大学の岩本先生に「土壁のひみつ」というレクチャーをいただきました。
まずは竹小舞かきです。1フレームに2家族さんで縦横の小舞を下地縄で編んでもらいます。毎年、腰につけた下地縄ファッションが好評です。子どもたちの吸収の早さにいつもながら驚かされます。
京大の大学院生たちが様子をスケッチしています。最後のおさらい学習会で披露されました。
お昼ご飯を済まして、よしやまち町家の見学会の後、いよいよ荒壁塗りです。最初こそみんな手こずってますが、じきに慣れてどんどん荒土を付けていきました。
みんな真剣な表情です。
今年もコテを放り出して手で塗る子がいますよ。よしよし、これが見たかった。
1時間余りでほぼみんな塗り終わりました。今年も暑いので、無理をせず片面だけで終わります。
塗り終わり、お茶タイムを取り、道具を洗って、さて佐伯棟梁の中塗り仕上げショータイム。するすると2回塗りの撫で仕上げが進み、みんな「お〜、」と感心してしまいました。プロの技に拍手!
最後に全員で記念写真です。みんなよく頑張りました。
最後に教室に戻り、お茶とお菓子をいただきながら、感想発表会、おさらい学習会の後、京大の小宮山先生による「ちびっこ親方認定書」の授与です。今日の写真とシリアルナンバーが入っています。みんな嬉しそうでした。
いつもイベントの準備を完璧にされる日本建築学会近畿支部の事務局のみなさん、大学の先生方、学生スタッフさんたち、佐伯学院長、みなさんのご協力に心から感謝いたします。お疲れ様でした。
(さの)