伝統建築研究科 島原の町家実測〜透視図スケッチの描き方 6月30日

研究科の町家調査の2は前回と同じ島原のN邸にお邪魔して、伝統の町家の基本的な構法と寸法について一つ一つ当たってみました。すでに入門講座、基礎講座で学習されたことですが、こうして実際の町家にて寸法を測りながら納得して行くことも大事です。

京畳の寸法、内法制と芯々制の違い、柱の太さ、鴨居の寸法、建具の納め方、柱の面と鴨居の納め方、小壁(垂れ壁)のプロポーション、回り縁と竿縁の納まり、京の竿縁はなぜ平たいのか、などなど。関東間や現代住宅との違いなどを説明しているうちに、ずいぶん長い時間お邪魔してしまっていました。この家のご主人さんも同席して一緒に話しておりましたので、時間が経つのも忘れておりました。

島原エリア内の近くの町家を改修したカフェに場所を移して、今度は透視図(パース)スケッチ講座です。なかなか素敵な空間です。この町家の8畳間と縁側、奥の水周りと庭との空間を簡単に描ける1消点パースで描く手ほどきをしました。

みんな真剣に描いてますね。一つ一つ、確認しながら描いてもらいました。おおよそ基本の奥行き寸法の描き方がわかれば、あとはただ絵にするだけです。

40分くらいでこんな風になりました。透視図の幾何学原理さえ呑み込めれば、特に1消失点のパースはそんなに難しいものではありません。みなさん、もう少しきちんと習いたいようですので、夏休み中にでも特別授業を組みましょうね。(さの)