竹林小屋の屋根を葺き替える−2&3日目  by1年生木匠塾チーム 2025年1月7、13日

1月7日、長岡京市の竹林小屋作業の2日目は竹垂木を打って、トタン下地の横桟打ちと破風板を仕込むところまでなのだが、白いものが混じった冷たい風が強く吹き付けてメチャクチャ寒い。波トタン板の寸法合わせなど、微妙な調整作業ばかりであまり身体を動かさない仕事なので、余計に冷える。学生君たちはじっと我慢して進めてくれた。

トタン下地の横桟は1寸角、この全体の幅は7枚の波トタンの全幅なのだが、寸法に余裕がなく、かなりシビアに計測、計算して小口隠しの1寸角を両側に取り付けなくてはならない。

その1寸角の小口隠しの下に5分板の破風を母屋桁に打つのだが、この母屋の位置がずれずれなので、鋸で切って調整。下から鋸で切る作業がなかなか大変。

夕方の5時にやっとここまで進んだ。今日はこれでおしまい。温かい部屋でお茶にしましょう。

薪ストーブで温かいメインハウスでお餅を焼いてお善哉をいただいた。あったかくてとても美味しい。お世話してくれたマリさんがウクレレでHappy Christmasを歌ってくれた。War is over, if we want 🎵  お〜、これを唄っていた当時の僕たちは学生君たちの年代だった。70年安保、ベトナム戦争反対でとにかく反対集会をやっていたなあ。マリさん、石田さん、ありがとうございます。

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1月13日

成人の日。19歳の1年生たちと長岡京市の竹林小屋の波トタン張り。ちょうどいい長さがないので、先端を切ってもらった。

淡竹の垂木は見た目に楽しいのだが、屋根面が凸凹になってしまう。今年の1年生は誰も波トタンの谷で傘釘を打つ者はいなかったが、縦位置を間違えて打つ者はいた。いつも全体を見なさいと言っているのだが、見えるまでは場数が必要だ。
東面が出来上がったので、今度は西面。学生君たちだけでちゃんと出来た。GOOD!
竹林では土入れ作業の真っ最中。後半、手の空いた学生君に土の運搬を手伝ってもらった。トタン張りよりも身体があたたまってよろしい。
後は棟包みの製作だが、これがもっとも難しく手間がかかる。板金の曲げを経験してもらおう。

今日もみんなよく頑張ってくれました。おつかれさま。棟包みは学校で製作して出来上がったものを取り付けに来ましょう。
(SANO)