新2年大工チームの金輪継練習     5月8~15日

今年の2年生卒業制作大工チーム7名に木工技術の基本的な達成度を見せてもらった。差金、墨差の使い方、鋸で真っ直ぐ切れる?ノミが正しく使える?カンナは大丈夫?それで金輪継をつくってもらった。

今年の2年生はみんな真面目で熱心。すでに春休みにいくつかの作業を手伝ってもらっているけれども、とてもいい子たちだ。金輪継でもいい加減にやっつける子はいない。期待!

1週間後、出来栄えをチェック!

7人の作を並べる。右の3が及第!あとの4はもう一回やってもらいます。

リーダーで指導役のS田くんは十分できることはわかっているので、やらなくてもいいよと言っておいたのだが、見本に見せた石田棟梁の見事な追掛大栓継ぎに触発されたか、つくって見せてくれた。よく見ないと継ぎ目が見えないほどの見事な出来栄え。これで3.5時間だそうだ。すごいね。

2番手、3番手のY田君とS永君の作。Y田くんもなかなかやるじゃないか。S永くんもそこそこできている。もう少し太めの栓を打てば隙間も芯墨もちゃんと合うはず。3人はOK! 残りの4人はもう一回練習してもらうことに。リベンジを期待します!

6月になったら、町家の改修工事の許可が下りるだろうから、さっそく作業を始めるので、それまでに図面も詰め、それまでに材料も用意するので、よろしく!

(Sano)