昨年度から小解体をしてきた学校の近所の路地町家4棟の再生プロジェクト。設計は町家ゼミ担当の吉田レナ先生。今年度卒業制作リノベデザインチーム(指導は中田先生)の見学会を行いました。
東側の1棟は全面的に解体、地域の防災広場となります。
狭い路地からしか見えなかった町家3棟が正面から見えるようになりました。後の改修もあるとはいえ、3棟ともちょっとずつ違いがあるものです。
西側の隣家との間にはちょっとした中庭のスペースがあります。今回はここに張り出していたトイレを解体撤去しました。ここに植栽を施して表から緑が見えるといい景色になりますね。
中で構造の特色を説明しました。中央の大黒柱に四方から梁と垂れ壁、建具が集まって来て、単純ながらすっきりとした空間構成が見えて来る。ぜひその美しさを感じ、内装設計に意識して生かして欲しい。
この棟ではこの辺から入ってこの風景を最初に見ることになる。この四方に伸びていく垂れ壁の秩序感がとてもいいと思うけれども、使い勝手の要求からそのままこの空間を分割することにはならないだろうね。それとは違う空間やものの構成をずらして重ねるという方法もあるだろう。いろいろやってみてください。
最後に全員で記念写真。ここから始まりますよ。頑張ってください!
(さの)