実際の土地を測るというのは意外に難しいものです。1年生の工学基礎授業の中で測定するということをいろいろ試しています。例えば歩測。何の道具もない場合には何歩あるかでおおよその敷地の大きさを測ったりします。制度は1/20くらいでしょうか。1/10ほどの目測よりもマシです。
メジャーがあればずっと正確になりますが、実際の土地は真四角ではなくて変形しているので、つかみにくいです。道具を用いる測量の中でもっとも原始的で基本的なのが平板測量です。
ある基準点からターゲットになるポイントの方向と距離を直接、平面に記録していくものですが、1/100〜1/200くらいの精度まで挙げられるでしょう。
道路の幅や石垣、水路、斜めにかかった橋、街路樹の位置など、ポイントを丁寧に拾ってやりさえすれば、平板上の紙にどんどん配置図ができていく面白さを経験してもらいました。
みんなおつかれさま。
(さの)