卒業生のNさんの依頼で左京区の路地長屋を学生さんたちで改修して小さなお店にしたいと相談がありました。見に行けば、とんでもないぼろぼろぼろ町家。でも、なんか惹かれる空間。11月7日、小雨で物集女竹林の舞台のお披露目ができないので、1年生たちを連れて行きました。
「これっすか。」
「これです。」
「これ、どうするんですか?」
「みんなで直します。」
「直るんですか?」
「直ります。」
「お施主さんはどんな方ですか?」
「卒業生の女性だよ。すでに町家を改修したお店をやっている。」
「こんなぼろ町家をお店にするなんて、変わってますね。」
「まっとうだろう?」
「まっとうです。」
「どうする?」
「いいっすね。いつやります?」
「週末か放課後だな。」
「いつまでに完成させるんですか?」
「3月いっぱいかな。冬休みと春休みに頑張ろう。」
「ここを紹介してくれている不動産屋さんがもう近所の方に学校の学生さんたちで使えるように工事してくれるとお話ししてあるそうだ。ご近所の方も喜んでくれていると。みなさん理解があって嬉しいことだね。」
「期待を裏切らないように頑張らなくちゃいけませんね。」
「よろしく。」
かくしてこのプロジェクトが始まりました。みんな頼んだよ。(Sano)