建築科1年の全員が行う木工基礎実習、今年も4つのグループに分けて90分ずつやっていきます。
初日は竹のマイ墨差を作り、墨壺、差金の使い方を練習した後、4mのヒノキ材に4人で墨付け、のこぎりで切って自分の1m材を作ります。
のこぎり、教えた通りやってくれていますが、なかなか最初からうまく引けませんね。慣れてもらうしかありません。
これは2日目。渡り顎という仕口をこしらえます。二人でペアーになって、オスメスをそれぞれ寸法を確認しながら加工していきます。最初が肝心なので、慌てず、ゆっくりと2回の実習で完成させます。手の早い人にはダボも入れてもらう予定。今年の新入生には高校で大工技能検定2級を取ってきている子が2人。すでに卓越した技能の子もいて驚きます。
その横で町家改修現場に納める箱階段をやっている2年生の島田君。これも凄いことですね。こんな腕を持った生徒が各地から来てくれる。嬉しいことです。
ちなみに、島田君にお願いしている箱階段はこのロフトに上がる階段です。
本日20日、長勝鋸で知られるレジェンド長津翁がひょいと来られました。生徒たちの取っておきの鋸を見て、工房に持っておいで、直してあげますと。早速工房に行った2人、「スゴイ!なんかすっと切れるようになりました!」と興奮気味でした。さすがですね。
町家校舎の方ではお茶部の指導に松田先生が来られ、お茶部生徒に優しく指導いただきました。月に2回ほど来ていただきます。
新入生男子が2人、お茶部に参加してくれました。1年生ですが、お茶の心得があり、ほとんど出来ない2年生に教えてくれそうです。頼りになります。今年もちょこちょこお茶部の出番があるので、よろしくお願いします。楽しみにしています。
(さの)