奥出雲仁王門修復プロジェクト−9  解体材京都に届く 4月22~24日/2024

22日、仁王門の解体材を京都建築専門学校に取り込んだ。
京都で見ても、傷みは変わらない。まずは一つ一つ記録を採って行こう。
23日、奥出雲での話し合いの後、京都に夕方に到着したイエッケをわが家の夕食に招き、ご苦労さん会。京北で採ったばかりのタケノコやらワラビやらでおもてなし。イエッケの土産の奥出雲の酒「玉鋼」で乾杯。その後、仁王門をどうするか、意見を交換し合った。お互い考えていることはほぼ同じということはわかっていたけれどもね。
24日、学校でイエッケと学生たちとのミーティング。材の拓本を採る。
これを和紙できちんと採ってクラウドファンデイングの返礼品に使えないか?(イエッケはすでにすべての材の拓本を採って展示会をしていた。)
相馬さん、西脇さんは学校のお茶部。さっそくよしやまち町家にてお茶席でおもてなし。
お茶席の後、ほりごたつにて話し合い。すでに昨晩、わが家でお互いの意見がほぼ同じ方向にあることを確認していたので、ここではやや建築的な角度からの検討を行った。
*スケッチにあるように、そのまま仁王門を通っていく参道の意識をしっかりとつける
*参道の両脇の杉木立を残す(地域の人たちの希望でもあった)
*屋根はイエッケの希望はこけら葺きないし板葺き、現実的には瓦ないしガルバリウムか
*構造体の修復がかなりの手間になるので、小屋組〜屋根は奥出雲の棟梁たちにお願いしたい
*耐力要素として、仁王像を囲んで格子ないし斜め格子を検討する
(板壁より明るい 金網が必要か?)
*中に入る仁王ブルータイルの構成についてはイエッケに秘策あり
(帰国して5月中に試作モデルをつくる。大阪万博で展示する?)

(さの)