はつがまをたのしむの記  1月14日

学校お茶部による正月恒例のはつがまは建工祭と同様、よしやまち町家が成ってからの伝統で、今年が18回を数えているはずだ。不思議に雪が降る。京の街は女子駅伝、大学センター試験と賑やかしいこの日、雪だるまを玄関に飾った昨年ほどではないが、北大路以北は雪化粧の風景となった。

学生たちお茶部によるはつがまに招待されるのは、理事長はじめ理事さんのほか、この手のお茶席に興味を示してくれそうな先生方、そしてその年にお世話になった人たち。今年はあまりに人数が多いので、理事さんたちにお濃茶の前席、ゆっくり楽しまれる方にはお薄茶と簡単なお食事がつく後席と分かれてご参席いただいた。私は後の席。ご招待は今年の木工チームでお世話になった町家改修のお施主さん、島原のお茶屋町家でお世話になっている方々、学園祭でお世話になった竹農家さん、円満字先生、山本先生、吉田先生といった面々。みなさんが集まり、二階に上がってお茶席となった。

亭主を務めるのは1年生のイノウエ君。緊張しまくりの様子。客人の方は気楽に楽しめるベテラン揃いなので、亭主の緊張など一向に差し支えない。

でもみなさん文化人です。ちゃんとお茶席の雰囲気が崩れないように振舞っていただきました。今日のお茶は一保堂さんのお茶。美味しかった。

お茶席が終わって、スタッフ3名によるご挨拶。

用意が整って、1階に戻り、お食事。今年はちらし寿司に手毬麩のお吸い物、筑前煮、南瓜の炊いたん、コカブの漬物。なぜか今年の話題は漆塗りあれこれに花が咲きました。竹農家の石田さんのやや季節が遅れた頃の筍でメンマをつくるワークショップの紹介が。みなさんで参加しようとなりました。石田さん、よろしくお願いいたします。お茶部のみなさん、お疲れ様でした。ありがとう。(さの)

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