墨差しをこしらえて墨をつける 04/12

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建築科では、木工基礎実習という授業がクラスを半分に分けて週に各一回ずつあります。2016年度の新一年生を迎えて、指導の光田彰棟梁と使う道具の紹介。そして最初の作業は、墨壺、墨差しの準備です。墨壺は学校のものを用い、竹の墨差しはめいめいが自分のものをこしらえます。

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出来上がった墨差しと曲尺(さしがね)でさっそく墨をつけます。細くてキリッとした線が引けるよう、ノミで墨差しの先を削り揃えるのがコツ。墨差しはカット面が直立する程度に斜めに持つんだよ。

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定規にまっすぐに当てて引かないと、角材につける墨が1周して合わない。やり直し。

墨がついたら、4m材をのこぎりで切ります。買ったばかりの新品ゼットソーなので、軽く引くだけで、きれいに切れるはず。刃をまっすぐに立てて、真っ直ぐに引くんだ。ある程度切れたら、材を回して墨の通りに切ろう。

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5人みんなで揃って1本の材を切る面白い光景です。80cmの材がめいめいのこれからの仕口継手つくりの材となります。

今日はここまで。次回はのこぎりの練習と、芯墨をつけて、渡りあごという仕口に挑戦です。

(さの)

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