前回に引き続き、墨付けと鋸の練習をして、さあ、最初の仕口「渡りあご」をやってみましょう。まずは芯墨を入れます。墨壺をうまく使わないと、正確に墨が打てませんね。慣れないうちはなかなか難しいものです。
仕口継手には雄雌がありますから、2人でペアーになってこしらえます。渡りあごはシンプルな仕口ですが、上下逆で直行するので、形を理解するのは簡単ではありません。やっと墨をつけて、鋸を入れて、さて、今度はノミ仕事です。まず、光田棟梁に模範を。さすがにさっさと事も無げに削ってしまう棟梁。みんなはそうは行きません。
ノミを使う1年生たち。光田棟梁とは、姿勢がずいぶん違いますね。もっと大きな玄翁を使おう。今日はここまで。この続きは次回に。おつかれさま。
(さの)