宇治の茶園小屋を建てる−3 丸太削り終了   4月15日

3月中に終わらせたかった丸太削り作業ですが、コロナ感染の影響もあって、なかなかはかどらず、本来なら授業が始まっている今週になってやっと最後の2本が削れました。

これはちょっと前の作業から。節のない綺麗なヒノキの丸太を削って行くと、本当に美しい肌が現れます。まっすぐな材ですが、よく見ると、ちょっとした曲がりが見えています。

削る作業は単調ですが、この綺麗な面が現れてくる頃にはもう嬉しくなってしまいます。

こうして1本1本の材つくりに手間をかけて愛情を込めてやれることの喜び、大切さは、やった者でないとわからないでしょう。

Toa君とAyumu君。よく頑張って削ってくれました。ありがとう。

丸太を電気カンナで削ると、1本の丸太から100リットルの袋に3つ4つのカンナクズが出ます。それを軽トラにてんこ盛りに積んで、京北の牧場に運びます。馬たちの敷き藁の代わりになります。馬が可愛いのです。(作業に夢中で馬の写真を撮るのを忘れてました。残念。)

そして本日、最後の1本をToa君が削ってくれました。だんだん慣れてきて、1本削るのに2.5時間でできるようになっていました。最初は二日で1本、7、8時間かかっていたのにね。ご苦労様でした。

明日、指導の福井棟梁も来て、母屋の墨付けと継手の刻みをやります。やっとここまで漕ぎ着けました。みんな、これからが本番だ。コロナに注意しながら、間をおきながら、頑張りましょう。よろしくです。(さの)