ふるさと納税返戻に学校の町家で伝統土壁の体験ワークショップをという不思議なサービスをしています。そんなものに応募する物好きの方がいるのかしらんと思っていたところ、なんと2名の方が手をあげてくださいました。京都の大学に通う娘さんと東京から来られたお母様。
まずは午前中に竹小舞を編んでいただきました。これは袖壁+小壁の門型フレームの試験体です。息のあったお二人、さかさかと素早く編みつけてくださいました。
一息ついて、お昼ご飯です。学校の近所の料理屋さんから届いたお弁当を食べていただきました。
午後は荒壁土をこねて、塗っていただきます。いい具合の粘り加減にできたということもありますが、ほとんど下に落とすことなく、見事にこなされました。初めての壁塗りのたいへんさを思って少しにしたけれども、もっと塗りたさそうでしたね〜。チリ掃除も、道具の洗いもやってくださいました。
とてもスムーズに運んだので、お茶部の学生君の準備が間に合わないくらい。町家のご案内などでゆっくりしてもらった後、まったりと簡単茶席です。お茶のお話に花が咲き、つい虎屋さんの美味しいお菓子の写真を撮り忘れてしまいました。こんな体験を快く受け入れていただいたばかりか、伝統の和の空間を見直しましたと、とても感じの好いお二人でした。心から感謝いたします。ありがとうございました。(さの)