今年の卒業制作大工チームは仁王門通りの長屋改修、中川の古民家改修、そしてこの壬生川通りの長屋改修の3つのプロジェクトが進められています。
壬生川通りの長屋改修では内田先生が監修と設計を、施工指導を久保棟梁が担当しています。4月5月で、小解体工事が終わり、オーナーさんと設計の骨子を検討しています。学生たちの工事はまず骨組みと耐震補強を行うことになっています。
脚元が腐って無くなっている柱が数本あるので、重要なものは金輪継をします。
中央の2本、継手が見事にできました。拍手!
もう一本は鎌継で根継ぎをします。棟梁の手直しが。
この日はオーナーさんとの打ち合わせも。
見に来られた方に2階の状況を説明しているところです。天井が低いけれども、空間に味があります。脇から断熱材を挿入できないかなあ。
通り庭側の側柱が隣家の雨水を受けてずいぶん傷んでいます。一本は全く腐っていて取り替え、他は脚元が腐っています。なんとか土台を入れ込んで止めていくことに。柱の立ちをどれだけ直せるか、思案のしどころです。
(Sano)