今年も卒業生の山田雅史さん(山城茅葺株式会社)に藁葺を教えてもらいます!
前の晩に強い雨が降って、下屋の板葺ができませんでした。作業は下屋の板葺き班と南側の苫葺き班の2班に別れて行いました。
下屋板葺き作業の様子です。垂木に広小舞を打ち、小舞を一定間隔に打ち付け、杉板を流れ方向に留めていきます。最後に目板を打っておしまい。結局、この日一日かかりました。
茅葺き班はまず苫を運び、垂木に横竹の小舞を縄で結びつけていきます。例年、ビス打ちしていたのが、レベルアップです。
2年生に教わりつつ、1年生も一緒に作業していきます。来年もやるので忘れないようにしないとね!
萱はまず軒の厚み付けに株を下にして留め、その上に苫を穂を下向きにして留めつけます。
苫は基本、逆葺きに葺きます。小舞に麻紐や2.5分の藁縄で留めつけていきます。足場丸太も留めて作業します。山田さんは用事があってこの日は昼まで。棟まで葺いたところで後は任せたと引き上げました。残りは明日に。お疲れさま!
上で茅葺きをしているときにも下では一年生たちが土壁塗りをしています。(I下君、中土塗りはそんなにてかてかに押さえない方がいいんだけど。)
山田さんが帰られた後も、学生たちは作業をし続けてひと段落ついたところで、寝転んで茅葺きを堪能。
翌朝、おお、北側も葺けてます!遅くまで頑張ったんだね。よしよし。
下から見ると、あちこち空が透けて見えています。もう少し藁を足そう。一つおきに留めた竹にもう一段ずつ苫を挟んでいくことに。
上から縄を通した針を下に刺し、下で竹に回して針穴に縄を通して引き上げます。声を掛け合いながらやらないと、頭に刺さりそうですね。
この日も午後に用事のある山田さんと共に記念写真です。ありがとうございました!
苫かぶりマン登場!いるんですよね、こういうお調子もんが。いえいえ、気分盛り上げ屋さんが。来年のポスターに使えないかな。
後日、作業をしていた楠本君から撮影した素晴らしい画像をゲット!ありがとう!
(さの)