丸谷先生と言えば、吉村順三、奥村昭雄のお弟子さん、現在はエコハウス研究会のリーダーとして知られる住宅作家。多忙な中、京都でも標記セミナーを企画。関西の先生を慕う建築家たちに混じって、学生たちも参加させてもらった。L.カーン、F.L.ライト、ミースV.R、W.グロピウスといった巨匠たちの建築をたくさんのスライドで概観、それぞれの思想や建築の魅力について語る丸谷先生、最後に、
「結局のところ、彼らはいろいろな建築をつくりながら、常に人のいる空間を見ている。現代、たくさんの立派な建築が設計されているけれども、多くは「施設」でしかない。どんな建築を設計していても、基本は住宅だ。人がここに居たいと思うような空間がなければ、愛されることはない。」
丸谷先生、ありがとうございました。
おまけに:
会が終わって、参加していた1年生の池田君がバイオリンを携えているので、ちょっと鳴らしてもらった。おお、いい音が出ている!(拍手)冬にでも平成の京町家にてコンサートをやりましょう! その節はよろしく。 (さの)