堀川茶室−10 前夜大詰め  11月1日

10月31日、ほぼ茶室の作業を終えた木工チームの次のミッションは、お客様に安心して渡ってもらう橋つくり。

橋の板には杉の丸太をそのまま製材した耳付きの荒板。それを石の上に並べて下に1寸5分角を打ち付けて一体にします。

上流の丸太町橋から望むと、一直線の石列がいい感じですね。このまま茶室に誘われていくはずでした。

が、じゃじゃーん!1日にお花部による竹の造形作品が! まっすぐお茶室に向かう旅人を取って食らう龍のごとく出現していたのでありました。なんという力作!インテリアゼミを担当している稲端下先生とお花部の作品です。

龍の向こうに茶室が。1年生土壁塗りチームが頑張ってます。その向こうには木のテントも。設計を担当している高橋勝先生の作品の一部が登場しています。お茶のキッチンとなります。1日にして川の風景はずいぶん様変わりしました。

手前では2年生が竹格子を作成しています。これがつくとずいぶん印象が変わります。

中では1年生たちが壁を塗っています。もう普通の建築現場の追い込み風景そのものです。みんな頑張れ。

竹格子も完成!あとは壁塗りが終わるのを待って畳を入れて、床の間の床板を仕込むだけになりました。こうしてだんだん形や空間ができてくると、自然にみんなの気持ちが乗って来ますね。建築のどの現場もそうですが、いい時間です。みんな、この喜びは一生、忘れないでしょうね。ありがとう。(さの)