今年も前期の自由課題「木造住宅の設計」の前に雑誌や図書から置き入り住宅を選んでプレゼンを作成、発表、採点をしてもらいました。
いくつか紹介しましょう。今年は女子の活躍が目立ちました。
みんなが選んだ第一位は鈴木さん。京都の建築家、吉村篤一さん設計の家。樹々に包まれた感のあるRC+W の家。しっかり読み込まれて共感が伝わるプレゼンでした。
同じく第一位に挙げられた相馬さんのプレゼン。東京の建築家さんが京都で町家を改修し、事務所兼住まいとしている家。100年の京町家ならではの細部も生かし、とてもいい設計事例をよく捉えています。
鄭さんのプレゼンはエクアドルの事例。版築の構造体に大屋根を架けて風通しを工夫した美しい住居。
今年はベトナムの建築を選んだ人もいました。ともに自然や風をとらえた今日ならではの住宅です。
ご存知藤森照信さんの住宅作品も選ばれています。藤井さんはこういう工夫が好きなのですね。住宅設計でも期待しています。
全体にみなさん、丁寧にプレゼンを作成してくれて、見応えのあるものが多かったです。
この後の住宅設計が楽しみです。
(さの)