古墳小屋−10 荒壁塗りイベント 6月10日

向日市寺戸大塚古墳公園の竹林で建設している小屋の荒壁塗りイベントの日が来ました。5月27日に行った竹小舞下地かきイベントのつづきになります。竹小舞作業に来られた方がそのまま荒壁塗りにも参加、あらたに参加希望者もあってずいぶんな人数に。土曜日、いつものように学校集合出発で現地に。壁塗り前にやっておきたい縁側庇の組み立て、込栓打ち、柱の汚れ防止のためのマスカー養生などなど、1年生女子チームが加わって午前中の作業をおこないました。

何とか縁側庇の骨組みが取り付きました。

こんな風になっています。この後で庇板と縁板が付きます。

内部から見るとこんな感じ。正面に古墳を臨みます。左手に浅い床の間がつきます。

練っておいた土を練り返し、スサを加えて柔らかさを調整してもらっています。3舟の土の色が違ってますね。真ん中の青いのが、例年の土壁教室の土で、よく発酵しています。

12時半にお昼のカレーご飯準備完了!楠本君の奥さんも登場、お手伝いいただきました。

みんなめいめいの場所でいただきます。美味しいカレーでした。

小関さん、大塚さんもどうぞ。学生の12人分のはずが20人分以上に。お代わりは控えめにお願いしま〜す!

さて、1時半になり、みなさんが集まりました。この時点でスタッフ含めて41人です。この日は途中から加わった方、取材の記者さんも含めて総勢50名ほどが参加されました。

主催者の学校からの挨拶、向日市教育委員会からの古墳の説明、参加者みなさんの自己紹介も。

この竹林の元所有者さんも来られ、昔の小屋のお話を紹介いただきました。こんな立派な小屋に受け継がれて嬉しいと。

3箇所に土の舟を置いて、近くの壁を塗ってもらいます。

塗り方開始。風もなく、大勢が小屋の中に入って、もう暑いこと暑いこと、みんな汗びっしょり。外側から塗った方が塗りやすいのですが、まだ準備が間に合わなくて、基本通り、内部からになりました。

狭いところでも。塗りが進むにつれ、風が通らず余計に暑くなっていきますよ。

みなさん楽しそうです。土壁塗りはいつも笑顔になります。

1時間ほどで土がなくなり、作業終了!1年生たちが洗い物がんばってくれました。

17年ほど前の卒業生君が来てくれました。近くに住んでいるのだそうです。

お茶とお菓子で一と休止の後、みんなで記念写真。お疲れ様でした。

お客様たちが帰られてから、再び新たな土を練りました。次回に続きを塗るぞ!

袋に詰めて積んで置いておいた壁土から大きな幼虫がごろごろ。カブトムシです。そっと安全なところに埋めてあげました。

 

まだ塗りたい。1年生たちが新しい土で塗り残したところを塗りだしました。ロシアからの留学生君も。

下地窓を3箇所とっています。次回には左右の壁も下地をつけて塗ります。どんどん狭くなってしまうね。

6時も過ぎ、作業終了!みんなくたくたになってしまいましたね。よくやってくれました。ありがとう。お疲れ様!

(さの)

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