農家小屋庇屋根を制作−1  卒業木工実習大工組2024追加編 2月13日  

京北森林組合倉庫チームの後半は2つのチームに分かれて作業しています。

1は学校の近所の路地町家4棟の小解体作業 by施工管理組 ただし午前中はみんなで作業

2は長岡京市の農家さんの小屋に庇屋根を制作する by大工組

まず2の方から紹介しましょう。

京北ではこのチームはほとんど大工らしい刻み加工をしていなかったので、ちょっと刻みの練習を。

端材を用いて金輪継の練習。2日ほどで1組をつくる。手前から1つ目、次が2つ目、向こうが3つ目。繰り返しつくることでだんだん要領を覚えて速く、上手くなっていく、はず、、なのだが。

 

さて、これが敷地だ。農家さんはミニユンボも持っていて、自分で整地してしまう。

簡単なスケッチで設計を進める。既存の手前側の庇に接続させるということで、片方は土台と柱、片方は既存小屋の壁面に付けることになる。

土間コンクリートを打ってもらう。ボルトも仕込む。そこにスーパーハウスを設置。この小屋とハウスとの間に庇屋根を渡すというミッションだ。

  

図面に描いてみる。貫でぐらつきを留める。これで木材の加工に入る。

  

土台、桁の継ぎ手から。ただし、金輪継ではなく、鎌継ぎ。

2月13日、やっと1軸組み上がった。週末の卒業制作展にこれだけでも出さなくてはね。

おつかれさま。

(SANO)