建築科2年生の設計製図。
自由設計課題が終了しました。
”学生寮„か”集合住宅„かどちらかを選択します。
まずは学生寮の作品から。
この学生寮は、両側に分かれた切妻の部分が木造の寮室、
真ん中が鉄筋コンクリート造の食堂の構成です。
この学生寮では、大きなスパンが可能な鉄筋コンクリート造
の部分に人が集まる食堂を配置し、吹き抜けの開放的な
空間としています。
食堂の隅にはらせん階段を設けています。
また、食堂の隣にはデッキテラスがあって、明るい中庭と
繋がっています。
それに対して、学生たちがゆっくりと自分の時間を過ごす
寮室部分は木造の優しさで包んでいます。
次は中庭を中心とした回廊型の学生寮です。
回廊型とすることで客室は連続的に繋がり、
学生同士の交流を促進することを意図しています。
玄関・食堂付近は吹き抜け空間として大梁など木造の
ダイナミックさを感じることができます。
外観は町家のデザインを意識しています。
学校近くの堀川通に面した集合住宅の計画です。
この敷地は、堀川通(建物長手側)沿いに一体的な建物に
なることが多いのですが、この計画は格子部分を設けるなど
建物の分節を図っています。
格子で覆われた部分には中庭を配置し、外部とは一定の
距離を保ちつつ開放的な空間としています。
また、その周囲には各階に廊下と階段を設けて各フロアと
中庭との関連性を維持しています。
堀川通に面する1階・地下1階部分には書店とバーを設け、
地域住民に利用してもらうことも考慮しています。