16代目堀川茶室2024 建築日誌−1     堀川の場所を決める   9月18日〜10月10日

こんにちは。お茶部部長の相馬です。16年目の堀川茶室のリーダーを務めさせてもらってます。

学校の学園祭である「建工祭」の目玉となっている堀川茶室ですが、昨年の骨組みを用いながら、いくらかデザインを変えてみようと思ってます。今年は昨年より下流の二条城に近いところに移動することにしました。

写真は堀川を北に向いています。左手手西側に堀川通りをはさんで二条城があります。この遊歩道は2009年に京都市によって整備されました。その年から堀川茶室をやっているのですね。水は鴨川から分水したものです。

石垣と生垣の向こうに二条城の門の屋根が見えています。石垣は家康の命にしたがって諸大名が積んだものです。とてもいい景色となっています。これを目の当たりにお茶を飲んでもらいたいなあ。

これは10月6日、高さの確認に来た折りのものです。川底のレベルは40cm下がり、石垣の高さはざっと2m、生垣の高さが3mくらいでした。

一方で昨年の構造部材で破損している箇所の修復作業をしています。これは欠けてしまったほぞを作り直しているところ。

こちらは割れた部分をボンドで修理しているところです。

これは壁の芯となる合板パネルを直しているところです。

10月10日、柱の長さを取るために柱位置と床レベルを貫材で遣り方を制作しました。

天気が好すぎてレーザーのラインが見えにくくて苦労しました。

夕方までに出来上がりました。なかなかきれいに出来たと思います。みんなありがとう。

西側を向いています。

南を向いています。川がほぼ真ん中に来ます。やはり茶室にはこちら側からアプローチします。

柱や梁を運びました。後ろはホテル三井京都 です。前日にご挨拶に伺いましたところ、喜んでもらえたようで、嬉しく思います。

週末に建て方を行います。みなさん、よろしくお願いいたします。

(そうま)