島原の町家の離れの実測をしました。とても綺麗な建物だなと思いました。僕は特に部屋ごとに少しずつ違う欄間が好きです。(2年ミヤニシ)
ミヤニシと僕がコンビで柱の倒れ具合を実測しています。この建物はすべてが杉の面皮柱でできているので、真っ直ぐな面が少なく、気をつけて測らねばなりません。時々、方位がわからなくなって困ります。(フジイでした)
これは2階です。僕はリーダーのフジニワ君と柱のレベルを測っています。家具がたくさんあるので、動かせるものは動かしながら、実測しました。2階の柱の下り状況はほぼ1階と同じように思いました。後でデータを集計して確認します。(マツオ)
この離れの建物は構造が単純明解である反面、土壁が北と東に偏っているので、西面と南面にも壁を作らないと、偏心の度合いが大きく、地震の際に捻りが生じて、脆弱になると予想されます。さの先生は、耐震格子でなんとか抵抗できないか、試験体を作って実験で検討したいと話していました。やってみたいです。実測調査はこれで一応、終了です。(リーダーのフジニワでした)