町家研究室の活動から インド旅行スライド会  8月28日

蔵の塗装作業を終えて、学校のよしやまち町家に。卒業生の岩本先輩が昨年、インドを旅行された折のスライド会です。さの先生の奥様がインドカレーをご馳走してくれるというので、喜んで参加しました。岩本先輩のチャイも美味しかったです。

IMG_7724 香辛料やココナッツを使ったうんまいカレー

IMG_7725 2週間2000kmのバックパック旅行記。

建築も街も人たちの表情も素敵でした。ちょっと怖そうな街もあるみたいですが、僕も行きた〜い。さの先生、昔は研究室主催の旅行もあったと聞きますよ。またやってください。(再びオ〜クボでした)

岩本君、ありがとうございました。多すぎず、丁寧な解説もあって、とてもよかったです。ヒンドウーとイスラムの文化が混ざり合って、魅力的な建築や風景を見せてもらいました。寺院や王宮などの文化財などの手の込んだ建築の面白さは独特だけれども、細やかな装飾をもたせている建築体そのものは意外にシンプルなものが多い。城郭は自然や地形の影響も受けてベースは複雑になるけれども、要所要所にまとまった形象の要素を効果的に見せていて、手法として分かりやすいと思いました。そういう飾り的な要素なしに純粋な形で空間を構築した階段井戸の魅力は確かにあるね。

こうした過去の権力者たちによる仕事に対して、現在のインドが創り出している建築や都市文化はあるのだろうか?岩本君が話していたように、バラナシの聖地の有り様などを見ていると、カオスの中の大きな秩序の存在がとても興味深いな。牛に対する人たちの姿勢を見ても、特段、敬愛も尊重もしないけれども、宗教的な一線は超えないところ。貧富の差はあるのだろうけれども、まだ貧しさの共有という感覚が一般的だからかな。いつまでもそうであって欲しいと思っていまいます。

大久保くん、今日は一日ご苦労さま。もっとがんがんこういう作業で活躍してくれれば、ご褒美に見学旅行に連れて行ってあげられるかもですよ。(さの)

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