近所の町家の格子を修繕する−2 1/20−21

<こたろう君、ゆうだい君の1年木工コンビによる出格子修繕作業の続きです。>

ゆう:19日、十字目地のオス側を作って、20日、午後からの根継ぎ作業。

こた:梁材と鋼管サポートを使って通り庇を受ける作業、初めてだったのでたいへん。

ゆう:先生に絵を描いてもらったけれども、自分でやってはじめてわかった。

こた:サポートを入れて、出格子の柱の根元の傷んだ箇所を切り落とすのがたいへんだったね。

ゆう:寝転がって切らなくちゃならんのだから。通る人、みんな不思議そうに見ていくんだ。

こた:夕方になってやっと先生が現れて、写真撮ってくれたのがこれ。

さの:おつかれさま。なんだ、まだ1本だけ?

ゆう:その1本が大変だったんですっ!

さの:これをはめるなら、ジャッキアップしないとね。でも、今日はもう遅いから、明日にしよう。

<それで1月21日午後から続きを。>

ゆう:もう少し低い位置で墨付けをやり直し。寝転がっての作業はたいへん。

こた:柱の目地がちゃんと切れてなくて、やり直し。これがまたたいへん。

ゆう:框が腐っていて、框ではジャッキアップできないので、困るんだ。

こた:テコでぐいと柱を揚げたら、ずれて框が外れてしまって、もっとたいへん。

ゆう:でもそのおかげで、柱がはずせることがわかったんだよね。

こた:そう、それがわかっていたら、最初から柱を外して作業すればよかったんだ。

ゆう:まったく。明日はそうしよう。

こた:なんとか、根継ぎができた。明日はゆうだいの方をやろう。

ゆう:今日の苦労でこの先の見通しができたよ。明日、頑張ろう。

<つづくのでした>

SNSをフォローする