メキシコの土着建築研究−1 ゼミ 10月5日

メキシコ大学のベレニセ先生はメキシコ南部の土着建築を研究され、小舞土壁の建築について日本のそれと比較し、保全のために実践的な体験をしたいと、学校に見来られた。先生はかつて工芸繊維大学で修士論文をまとめられたこともあって、日本語もお出来になる。

よしやまち町家で歓談、実際に日本の小舞土壁を作りたいと。

どうせなら、学生たちと一緒に学校のゼミで両国の土壁について勉強してみようと。

第一回目はメキシコの紹介。もともとのアズテック人文化に15世紀に入ってきたスペイン人文化が融合して今のメキシコ文化ができている。そのスペイン人も、パティオ(中庭)で知られる住宅文化で知られるように、アンダルシアのイスラム融合文化を持ち込んでいる。

突然始まった英語での研究ゼミに学生たちも興味深々。ベレニセ先生のわかりやすい丁寧なお話に引き込まれていました。次回から、研究対象となっている土着の建築です。(さの)