1年takashimaです。今日の建築概論は京都府瓦工事組合青年部さんによる瓦葺き演習でした。
青年部長の竹田さんと中出さんの親切な指導で瓦葺きの作業を一通りさせてもらいました。まずはルーフィングを留めて、瓦桟を決めます。軒瓦の出を2寸に決めて、上の引っ掛けの位置に桟を固定します。
まず軒瓦の割り付けから。瓦一枚の働き幅が256mmなので、4枚分を張るとして1024mm。台の幅が910mmなので、両側の袖瓦の出が57mmずつになる勘定になります。
袖瓦の出がおよそ2寸になるようにして留めます。今回は先に中の地瓦を留めました。どの瓦から張るかの順番は人によるようです。
「質問です。配られたプリントでは寸法は265mmとありますが。」
「それは53版のちょっと大きめの瓦。今日のは56版というちょっと小さめの瓦なんです。」
みんなで交代交代して張っていきます。ビスを打ち込みすぎると瓦が傾いてしまいます。隣の瓦を載せながら調整します。
ほぼ葺き上がりました。次は棟を納めていきます。
巴を据えて、鬼を載せ、銅線で留めます。熨斗瓦を半分に割って、留めていきます。時間があれば瓦土を用いて留めるのですが、今日は木製の棟芯木を用いてビス打ちです。
今日はここまで。みなさんお疲れさま。竹田さん、中出さんありがとうございました。(takashima)