令和6年度入学式   4月8日

昨日まで素晴らしい桜晴れだったのに、入学式には雨模様。式はブライトンホテルにて行いました。

校長式辞では今年に起きた能登と台湾の地震の話をしました。人は古来、この地上で自然に抱かれて生を営んできた。でも、地球はいつも人間に友好的であるわけではない。ときには大きな災害を起こし、多くの人が亡くなったり、家を失ったりする。自然の猛威に打ち勝つことは出来ない。せめて被害を最小限に済ます工夫と知恵を普段から磨いておかねばならない。伝統にはそんな知恵がたくさん眠っている。それを少しずつでも掘り起こしてわがものにしていきましょう。

壇上から見えるのは、入試の面接で顔を合わせて以来の覚えのある顔、顔。

締めくくりに生徒代表から宣誓の言葉をいただく。直前に、「建築技術者」が上手く話せないのですと言っていたけれども、ちゃんと話せてましたよ。ありがとう。

式の最後に参列の講師のみなさんの紹介と一言タイム。みなさんこの時ぞと語られるので、時間が詰まってしまいました。(苦笑)でもどこの学校にも負けない素晴らしい講師陣です。今年もよろしく!

その後は在校生の作品発表を。まずは夜間の原田さんによる「よしやまち町家校舎の改修」。堀川団地でのアートと交流の流れで葭屋町町家をアーティスト・イン・レジデンスの場所にと、アトリエやギャラリーを伴った宿泊施設に。卒業制作に匹敵するほどの内容でした。

建築科では木造住宅作品を相馬さんが紹介。昨年秋のことなのに、ずいぶん昔のことのような気がしました。後期の美術館の紹介を鈴木さんにお願いしましたが、仕事の都合で来れず、動画を流してご覧いただきました。来年はもっと大きな画面でプレゼンしてもらいたいものです。

この後、記念撮影と参加された保護者のみなさんとの懇話会、もろもろの事務説明でおしまい。お疲れ様でした。

明日は健康診断とガイダンスです。よろしく!

(さの photo by H.Isomuura)