ムツ:さの先生、お地蔵さんの相談があったそうですね。
さの:うん、西陣のある長屋のお地蔵さんの祠を新しいものに変える手伝いを頼まれたんだ。1年生の君たちにやってもらおうと思って、引き受けてきたよ。
ロク:僕たち、そんな技術ないですよ。
さの:大丈夫。祠の建物はもうあるんだ。台座をこしらえるのさ。
ムツ:可愛らしいですね。やりたいです。
ロク:石を積み直してやればいいんですね?
さの:そうだね。どうすれば一番いいか、町内の人たちと一緒に考えて、楽しめればいいね。
ムツ:わかりました。自分でも案を考えてみます。
♫
ロク:今日、訪ねた西の京の町家もよかったです。
ムツ:表は全く町家風ではなかったけれども、室内が好きです。めちゃ落ち着く。
ロク:あの町家をゲストハウスにしたいということでしたね。先生の提案、説得力ありました。
さの:でも、今のあの空間は喪われてしまうのが残念。
ムツ:とても伝統的な町家のインテリアではないけど、家具や照明のセンスが素晴らしいと思いました。
さの:そう、君たちの興味あるインテリアデザインのポイントがどこにあるか、いい勉強になる。
ロク:一度、平面図やスケッチに描いてみたいです。
さの:そう、それで掴める。ぜひ、やってみなさい。
(このプロジェクトの今後をお楽しみに。よしやまち町家研究室 さの)