今年度最初のオープンキャンパスは木工教室!
いつもと同じように学校で授業や設計製図の話をして、よしやまちの町家に移動、
軽めに済ませて、作業場に行き、木工教室です。
これが今回のタスク。わかりやすくスケッチで描いてみました。
渡りあごという伝統の仕口。上と下、2人で組になってやってもらいます。
1年の木工基礎実習でも全員にやっています。
「僕たちの時もこんな風に丁寧に示してくれたらよかったのに。」
「いやいや、図面から読み取る力をつけて欲しいんだよ。」
「なるほど、そうかも。」
すぐに納得する新2年生たちでした。
まずは墨付けの練習をして、一度、のこぎりで切ってもらいます。
その様子を見て、簡単な上木と難しい下木の担当を決めます。
本番の渡りあごの墨付け、手本はツルタ君。みんなの注目を浴びます。
墨をつけたら、ノコギリを入れて、ノミで彫っていきます。
ツルタ君とペアになった女子さんとの合作。gooood!
最後の講評風景です。ゆるゆるになったチームが半分。墨の線を切り落とすと、ゆるくなってしまいますので、細い鉛筆の線を半分残すつもりで切ってくださいね。(最初からそんなの無理ムリ。)でも、みなさん、上手だと思いました。
みんなが大工になるわけではないにしても、木に触れること、木を加工する苦労と喜びを知ってもらうことが、木で家をつくる第一歩なんだと実感して欲しい。心を込めて丁寧にね。みなさん、お疲れ様でした。(さの)